1989-06-22 第114回国会 参議院 外務委員会 第7号
○伏見康治君 大平三原則というのは一応のめどみたいなもので、重要な案件というものは大平三原則の中の一番おしまいのところ、第三の原則というのは意味が相当あいまいだと思います。 それはそれとして、FSX協定について申しますというと、アメリカでは国会内で非常に大きな議論が行われているように新聞では書かれておりますが、日本ではそれほどでもないような感じがするんですが、アメリカの行き方は日本とは違うんですか
○伏見康治君 大平三原則というのは一応のめどみたいなもので、重要な案件というものは大平三原則の中の一番おしまいのところ、第三の原則というのは意味が相当あいまいだと思います。 それはそれとして、FSX協定について申しますというと、アメリカでは国会内で非常に大きな議論が行われているように新聞では書かれておりますが、日本ではそれほどでもないような感じがするんですが、アメリカの行き方は日本とは違うんですか
○伏見康治君 昨年、国連で軍縮総会がございまして、それに私は国連議員連盟の一員として参加させていただきましたし、またこの四月に、前の竹下総理大臣が招待されたんですか、国連が京都で軍縮会議をなさいました。そのときにも出席させていただいて、軍縮の問題を通して、特に国際連合というものを大事にしなきゃならないと思いますので、外務大臣は国連のことを夢嫌にもお忘れにならないようにひとつやつていただきたいと思います
○伏見康治君 まず外務大臣にお伺いいたしたいんですが、私はきょうひょいとここへ入ってまいりましたので外務大臣の所信表明を伺わなかったんですが、後で文章を拝見いたしましたら、私の見た限りでは、あるいは近眼で見落としたかもしれませんが、国際連合についてのお考えが一つも表明されていないように思って、甚だ残念に思ったわけです。 日本は安保体制でアメリカ依存の国でございますが、同時に、一国に偏ってしまうのは
○伏見康治君 私は、今学術会議の副会長をしております渡邊格君と非常に仲がいい友だちですが、前に渡邊君は阪大学長だった赤堀四郎さんと一緒に、アジア地区にヨーロッパにありますヨ――ロピアン・モレキュラー・バイオロジー・オーガニゼーション、EMBOに相当するのをアジア地区にもつくろう、AMBOをつくろうというお話で、大いに計画を練っておられたことがあって、それは何か途中でうまくいかなくなったような感じがいたしますが
○伏見康治君 所信表明の文章がたまたま同じであっただけのことであるという御説明だと思いますが、法案の趣旨について御質問申し上げる前に、この所信に書いてありますことについて二、三伺っておきたいと思っております。 まず、ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラムという言葉が出てまいりますが、これは中曽根さんが言い出したお話であろうと思うんですが、それはその後どういうふうな発展を遂げているのかという
○伏見康治君 中村新長官の所信を午前中伺いました。それをまた拝見いたしますと、宮崎前長官の所信と全く文章が同じでございまして、いささか拍子抜げがしているわけでございますが、世の中の新聞には宇野内閣というのは竹下内閣のカーボンコピーだという表現もございますのですが、何かそれを文字どおり表現しているような感じがいたしますのです。新長官としては前長官とは変わった政治に対する経綸を私はお持ちだと期待しているのでございますが
○伏見康治君 つまり創造性を持ったイニシアチブそれ自身は民間の方々に期待する、それがただ育たないところを援助して育ててやろうという、そういう御趣旨であると理解します。 ですが、同時に、そういう補助をしなくても、現実の問題として新しい産業がどんどん起こっている面もあるわけでして、つまり大企業の中でもいろいろ新しいアイデアがあって、それを大企業の中で育てることもあるし、子会社のようなものをつくって育てることもあるし
○伏見康治君 大臣、大変豊富な哲学をありがとうございました。 ただ、今通産省は非常に独創的ないろいろなことを考えるという、私もそう思うんですけれども、しかし一般論といたしましては、役所というものは決まり切ったことをやるのが普通でございまして、それに比べて民間の会社の方はやっぱり生きるか死ぬかの瀬戸際ですから、せめぎ合いでもって新しいものを生み出すという能力が民間の会社の方にはおのずから備わっているような
○伏見康治君 腰を痛めておりますので、申しわけありませんが、座ったまま質問させていただきます。お許しください。 前半はただいま言われました長い名前の法律についての質問をいたしたいと思いますが、後半はもう少し広い通産関係の質問をいたしたいと思います。 この法律の名前に新規性という言葉が出てまいりますが、私はこれを創造性と理解したいと思うんでございますが、つまり今までなかったもの、新しいものを生み出
○伏見康治君 ありがとうございました。 いろいろな面で変わっていると思うんでございますが、これから申し上げることは私としてはちょっと恥ずかしい。私は元来物理学者でございまして、経済のことは何もわからない。商工委員会に入っておりますのは、商はわからないけど工がわかるということで入っているので、これから申し上げることは商の方なんでちょっとぐあいが悪いんですが。 三、四年前に新聞で、日立製作所が物をつくってもうけるよりはお
○伏見康治君 お話しのとおり、国としての連続性、あるいは政府としての連続性というのかな、そういうものからいってまた非常に違ったものが出てきても、これもまた大変困ると思うんですが、新大臣の何かお人柄がにじみ出るようなものがあってもよかったのではないかと私は思います。でないと、本当に、少なくとも参議院は衆議院のカーボンコピーだと言われているのを文字どおり体現したようなことになりまして、ある意味では参議院
○伏見康治君 ちょっと腰を痛めておりますので、皆様に大変失礼でございますが、座ったまま発言させていただきますのでお許しください。 私は、午前中の同僚委員の御質問と違いまして、主として大臣の所信表明へ向けての質問をいたし、法案そのものについても後でちょっぴりやりたいと思っております。 そこで、大臣の所信表明なるものを拝見いたしましたんですが、それを拝見いたしましていささかがっかりしたわけでございます
○伏見康治君 アメリカの事情というものは、いろんなことが日本よりもよく公開されていて、いろんなことがよくわかっているはずだと思うんですが、少し余りはっきりしない御報告でいささか残念だと思うんですが、もしアメリカでその程度の知識だとすると、チェルノブイルの方の損害がどのくらいであったかということについてはほとんど何もわからないというお答えしか得られないように思うんですが、何か推定値でもあるんですか。
○伏見康治君 まだとにかく途中経過、十年たっても始末ができない状態ということは非常に弱ったことだと思うんですが、現時点までに、今これから議論する原子力賠償保険と、損害賠償の制度と似たようなことがアメリカにもあるんだろうと想像いたしますが、つまり一体どのぐらい保険金が支払われているかという知識はございますか。
○伏見康治君 きのうは三月二十八日で、TMIの事故があってからちょうど十周年というわけで、NHKのテレビを見ておりますと、壊れた原子炉の内部の写真等を見せていただきまして、非常にいい時期にこの委員会を開いていただいたと思います。 これから三百億円というお金の議論をすることになるわけですから、まずお金の勘定を少し伺っておきたいんでございます。 TMIの事故というのは非常に貴重な事故で、事故を起こさない
○伏見康治君 次に二番目の問題に入りたいと思いますが、少品種・大量生産時代が終わって多品種・少量生産の時代ということで、あるいはいわば本当の川下のところでの事業の方が非常に華やかになってきて、川上の方はある意味ではどうでもよくなってきたということだと思うんですが、つまり今まで国民全体が要求していた水準をより高度なところで満たさなければならない、非常に素材的な面で済ましてきたものをより高度なものにしなければならないという
○伏見康治君 今度の法改正の趣旨を拝見いたしますというと、その根本の思想は、要するに少品種・大量生産の時代から多品種・少量生産の時代に入ったということになっておるんですが、私はそのとおりだと思うんですけれども、ただ審議会の報告を拝見いたしますというと、そういう時代の傾向があることは前から認めていたけれども、実はこれほど急激に起こるとは思わなかったといったような意味のことが書いてあります。いささか見通
○伏見康治君 福間議員がいろいろ詳細なお話を既に質問をされましたので、私はやや大ざっぱなある意味で哲学的なお話を、御意見を伺いたいと思います。 私が六年前に参議院議員に初めてなりましたときにいきなり石炭鉱山の大事故が起こりまして、その後三回ぐらいぶっ続けに毎回百人近くの方が亡くなるといったような鉱山事故がありまして、大変印象が強いわけでございます。通産省の抱えておられる頭痛の種は何であるかということを
○伏見康治君 御異議ないと認めます。 それでは、委員長に高桑栄松君を指名いたします。 ————————————— 〔高桑栄松君委員長席に着く〕
○伏見康治君 ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。 本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。 これより委員長の選任を行います。 つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
○伏見康治君 でき上がった後での維持費といいますか、年々使っていくお金というものがまた相当大きなものになるはずだと思うのですが、それは大体一年どのくらいだというふうに、エスティメート。
○伏見康治君 高良先生のお話を伺っておりますと、この放射光実験施設に関する限りは全く欧米と互角の立場で物事が進んでいるようで、高良先生を中心とする放射光実験施設、俗称フォトンファクトリーの功績を今さら改めて痛感する次第でございます。 私のように戦争前に原子核物理学の方で加速器をつくり始めた人間にとりましては、戦争直後にアメリカの兵隊さんが、多分命令を間違えて聞いたのだろうと思うんですが、大阪大学、
○伏見康治君 御異議ないと認めます。 それでは、委員長に高桑栄松君を指名いたします。(拍手) ───────────── 〔高桑栄松君委員長席に着く〕
○伏見康治君 ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。 本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。 これより委員長の選任を行います。 つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
○伏見康治君 それでは伺いますが、一番初めに申し上げましたMDAに関連していると思うんですが、五六年の協定、それから対米武器供与取り決め、SDI、この三件というのは外務省から一々法制局に御相談があってその処置をお決めになったんでしょうか。
○伏見康治君 国会にかけるべきかかけなくてもいいかという判断の基準を示されたと思うんですが、そのどの基準を拝見いたしましても、必ずしも自動的に、だれが見てもすぐ、これはこの条件にひっかかるとか、具体的な案件が出ましたときにすぐ、ひっかかるものであるとかあるいはひっかからないものであるとかという判断が必ずしもすぐ下せるような基準ではないと思うんです。したがって、通産省なら通産省のような行政省庁が御自分
○伏見康治君 年をとりますと同じことを何度も聞くことになりまして、通産大臣にはお気の毒ですが、また秘密特許の問題に関連していろいろお伺いいたしておきたいと思います。 いまだに国会議員一年生でございまして、初歩のことがわかりませんので少し教えていただきたいんでございますが、ある法律なりあるいは準法律的なものが、国会にかけるべきであるものなのか、それとも国会の承認を経ないでお役所がいわば勝手にやってもいいものであるのかという
○伏見康治君 石橋さんありがとうございました。 石橋さんはいわゆる専門家ではないという立場で言われたと思うんでございますが、お隣の鈴木さんは専門家だと思うので、専門家として何か今の問題点を整理していただけますか。
○伏見康治君 石橋さんに伺いますが、今の板倉さんの御意見で、つまり今後生産されるであろうプルトニウムと、それを使うものとは大体とんとんであって、正確にはどうなのかは知りませんが、とにかくいわばプルトニウムの発生量と使用量というものは大体バランスがとれているといったような御意見であったと思うんですけれども、石橋さんはその点について何かもう少し御意見ございますか。
○伏見康治君 本日は、参考人の方々お忙しい中を我々のために貴重な意見を述べてくださいましてまことにありがとうございました。 お伺いしておりますと、細かい技術的な面もいろいろございますが、一番大事な点と思われるのは、プルトニウムをどれだけ生産してどれだけ使うかというところが一番大事な問題であるように拝聴しておったわけでございますが、それに対して多少参考人の方々の間での御意見が違うように伺ったわけでございます
○伏見康治君 (続)はい。 だれが運転してもそういう事故が大事故に至らないという、いわゆる固有安全炉の研究開発をもっと進めるべきものと思っておりますが、科学技術庁長官、通産大臣、どうお考えであるか、伺いたいと思います。 以上。(拍手) 〔国務大臣竹下登君登壇、拍手〕
○伏見康治君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま趣旨説明がございました日米原子力協定並びに関連事項について、総理大臣並びに関係大臣に若干の質問をいたします。 従来の日米原子力協定によりますと、米国から供給を受けた濃縮ウランを核燃料として使用した際発生してまいりますプルトニウム、これを処理することになるわけですが、一々米国の許可を取りつける必要があったのでございますが、それを今回の改定
○伏見康治君 いろいろ国内法を整備する上において問題点がいっぱいあるだろうということは十分想像できるわけです。というのは、日本は平和国家でございまして、軍事機密といったようなことがほとんど問題にならない国でございますが、この核物質に関する限り、それが軍事的なものに転用されないためのいろいろな防護措置というものは、完全に平和的な生活をしている国民にとってはいささか異質な問題でございます。したがって、今
○伏見康治君 そういうことで、NPTからだんだんそういうことに対する考えが出てきたわけですが、昔三十何年前に原子力のことを考えたときには、核兵器問題というものと平和利用問題というものは相当はっきり分けられるものだというふうに私は考えていたわけですが、近ごろになって、その間の関係というものは私がかつて想像したよりもはるかに実は密接なものであるということを認識するようになってまいりました。 例えばチェルノブイル
○伏見康治君 きょうこの委員会では最初の質問でございますので、今度の法案の改正に至るまでの、核物質の防護措置に関するいろいろな国際協定が結ばれて、NPTから始まっていろいろなことが行われてきたと思うんですが、それの歴史と申しますか、経過というか、そういうものを、まず筋書きを簡単にひとつ言っていただきたいと思います。
○伏見康治君 これは毒というわけではないと思うんですが、フロンガスと同じように、むしろ化学的に安定なためにかえって困るというのはプラスチック製品だと思うんですね。私の先輩の物理学者で、プラスチック製品が戦後あらわれたころに、いち早く、こういうものでつくったコップなんというものは、捨てたときにいつまでたっても腐らなくて困ることになるよ、金属でつくったものは自然界にほっておきますとやがてさびて、酸化物に
○伏見康治君 もう一つ思い出すのは、六価クロム問題というのがあるんですが、これは今割合に近い新聞情報で、何か六価クロムがまた問題になっていたように思うんですが、どういう状況になっているんでしょうか。
○伏見康治君 フロンガスの問題は、要するに新しい化学物質、自然界にない物質を使い出したときに思いがけない悪さをするということを後から発見したということだと思うんでございますが、いわゆる公害というもので出てきた問題もみんな同じようなものだと思うんで、少し古いお話を思い出したいと思っているんでございますが、つい先日神岡鉱山へ行きました。これは全くイタイイタイ病とは関係のない話で行ったわけでして、小柴昌俊東大名誉教授
○伏見康治君 それは非常に大事な事実の認識だと思うんですが、それでは今後は大いに日本の科学技術者たちもこういう問題に対して積極的に参加させようという御意思だと思うんですが、具体的にはどんなことが考えられているのか。先ほど例えばレーザーレーダーのようなお話がございましたが、大勢としてはどんなことをお考えになっているか。そういう個々の思いつき的なものよりは僕は全体としての心組みの方が大事だと思うんですが
○伏見康治君 今までのお話の中はそれは国際的な動きを説明していただけたと思うんですが、その中における日本人の役割はどうであったかということを伺いたいわけです。つまり、例えば今言われたコンピューターを使ってオゾン層の中でのいろんな化学変化を追求するといったような研究に日本人はどの程度コントリビューションをしているかという説明をしていただきたいと思います。
○伏見康治君 同僚の福間さんがいろいろな問題点を既に指摘されましたので、私の用意したものの大部分はもう済んでしまったような感じがいたしますが、少し問題を広げて周辺の問題的な観点からお伺いしてみたいと思うんでございます。 このオゾン層破壊問題とフロンガスとの関係ということに関しまして、福間さんが言われたように、一方では日本の対応が国際的な進展に比べますというと非常に遅かったのではないかという観点があるわけですが
○伏見康治君 テクノポリス法案というものとこれとの関連はおっしゃるとおりだとは思いますが、むしろ非常に関連が深いので、同じ法律で何か改正、テクノポリス法案の改正といったようなことで済んでしまうのではなかろうかという感じがいたしますが、その点どうですか。
○伏見康治君 非常によく似た法案が前にテクノポリス法案として提出されておりますが、そのテクノポリスの方のお話とこの頭脳立地のお話とどういう関係になるのかということを説明してください。
○伏見康治君 先週ちょっと外国へ行っておりまして、この委員会にいませんでしたので、あるいは同僚委員の方々が既に御質問なすったことと多分に重なることを申し上げるかと思いますが、お許し願いたいと思います。 まず、この法案の背景となる状況といったようなことを御説明願いたいと思います。
○伏見康治君 そういうことなんだろうと思いますが、非常に似たような性格で、つまり民間活力を利用するという意味で多分一年おくれてリゾート法というのができたと思うんですが、それと同じようなねらいが多分にあるようにも思うんですが、それの異同をどう考えるか説明してください。
○伏見康治君 今まで同僚委員の方々がたびたび質問なすったことではありますが、話の順序として、民活法と呼ばれているこの法案を生み出した背景、それからその趣旨といったようなものをちょっと説明していただきたいと思います。
○伏見康治君 それで、そもそもの発想はアメリカ人ですけれども、それを築き上げていく途中の努力は日本はしてきたと思いますので、そういう努力の上に立って今度の計画もぜひ進めていただきたいと思うんですが、その際にやはり大きなものをつくるという、利用するという面だけでなくて、今後さらに発展するためにも基礎研究的な面というものもつけ加えるべきだと私は思うんです。 その一つは、現時点で既にいろいろ試みられている
○伏見康治君 文部省の方見えていますか。 文部省関係ではいろんなところに放射光施設をつくってきたと思うんですが、今までつくってきたもの、現在あるものの状況をひとつ説明してください。
○伏見康治君 私もいろいろな質問をするように通告いたしましたけれども、時間の関係で、私自身も疲れますので適当なところで切り上げたいと思うんです。それで、テーマを一つ限定いたしまして大型放射光実験施設、SORについてだけ御質問申し上げたいと思うんです。 これについては既に木宮先生が御質問くださいましたので、大体のアウトラインは皆さん既におわかりになっていると思いますので、いきなり質問に入りたいと思うんですが
○伏見康治君 もう一つ似たようなお話ですが、これもうかつな学者の話ですけれども、近ごろ大学の先生に会ったり、あるいは国会図書館に遊びに行ったりいたしますと、去年急に大盤振る舞いがあって前から欲しいと思っていた稀覯本を買うことができましたというふうなお話を承るわけです。それでどういうことかと伺いましたら、昨年度緊急経済対策閣僚会議というのがおありになって、そこで相当の大盤振る舞いをなすったというふうに
○伏見康治君 今の数字の御説明で一応わかるような気もいたしますんですが、そういう数字で満足すべきなんでしょうかどうなんでしょうか。実は余り強いことは言えないんでして、大学の先生というのは貧乏なものですから、本を買ったっきりいつまでたっても払わない。私の若いときの経験ですと三年間ぐらい机の上に置いておいたまま払わずに済ましたこともありますので、余りびしびし物が言えないんですが、今の数字がお役所の方では
○伏見康治君 私は元科学者でございまして、学者のうちに入っていたわけですが、今は余り勉強しておりません。それでも大学の先生のときに本を買う癖がついておりまして、いまだに読みもしない本をたくさん買うわけですが、その洋書を買っているという立場から申しますと、これだけ円高になったんだから、昔一万円した洋書は半額ぐらいになってもいいんじゃないかと思うんですが、ちっともそういう感覚が出てまいりません。 いわゆる
○伏見康治君 秘密にすべきか秘密にしないかというのは、これはもちろん軍事機密的なものであるかどうかという判断だと思うんです。特許庁の長官が必ずしもそういう、これを軍事的に秘密にした方がよいかどうかという判断ができるはずはないと思うんですが、当然アメリカの軍部との関係において物事が決められると思うんですね。その関係はどうなっているでしょうか。
○伏見康治君 せっかく大臣がおいでになりますんですが、残念ながら私のきょうの質問は専ら秘密特許関係で、余り大臣に直接お伺いすることがないのはまことに残念なんです。先日の予算委員会のときにも実はちょっと触れたんでございますが、そのときは時間がございませんでして十分質問ができなかったように思いますので、きょうはこの秘密特許の問題だけに限定してお話を承りたいと思っております。 せっかく大臣がおられますから